久重地域連携協議会
豊かな里山 次代へつなげ!
人と自然がつながり
人と人が支えあう
持続可能で輝く 久重をめざして
久重は高知市北部に位置する里山です。
高知市の北山にある、久礼野地区と重倉地区で構成されています。
標高約300mの、市街地に最も近い里山であり、気温は市街地より3~4度低く、比較的冷涼な気候のもとで、街のくらしと田舎のくらしの両方を体験できます。
久重地域連携協議会は、この里山で、これまで築き上げてきた助け合いや支え合いを継続させるとともに、地域内外の親睦と交流を図りながら、久重の個性を活かした魅力ある地域づくりを目指して活動しています。
このホームページでは、当協議会の活動や、久重の里山の魅力をご紹介しています。
久重地域の成り立ちについて、「一宮 未来に翔る」という冊子に語られていますのでご紹介します。
北山山地中央部の重倉山南東麓に位置する。地名は、叢生地を指していう「クレ」に由来するといいます。天正16年(1588年)の検地帳によれば、当村は本村の久礼野村と小村の入芝(入定か?)谷村からなる。検地面積は、田14町余、畠2反余、屋敷1町余などで計17町。
北山山地の中央部の重倉山一帯の山間部に位置する。地内を鏡川支流の重倉川が流れる。地名は繁路と岩の古語「クラ」に由来するといわれる。もとは、三谷村の一部。
世帯数 | 人口 | |
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久礼野 | 140 | 298 |
重倉 | 354 | 727 |
久重地域全体 | 494 | 1023 |
久重地域では2017年8月に第1期久重のまちづくり計画を策定しました。『豊かな里山 次代へつなげ!』を共通目標に、力を合わせて地域づくりを進めてきました。
2023年3月には、地域の若者たちも加わって、第2期久重のまちづくり計画を策定し、輝かしい未来に向かって新たな一歩を歩み始めています。
2023年6月13日に久重地域連協議会役員と久重youthのメンバー14人で、新しく作成された「第2期久重のまちづくり計画」完成の報告会に行ってきました。
久重地域は、農林業を中心に古くから生活を営んできた住民と、団地造成により事業所勤めを中心とする新しく移り住んできた住民が、同じような割合でくらしています。
そのため、県が行ったアンケート調査でも関心事が鳥獣被害対策(前者)と、飲料水など生活環境改善(後者)に分かれるなど、地域全体がまとまりづらい状況にありました。
町内会も5つありましたが、ほとんど交流のない状態でした。
2014年7月、高知市が中山間地域代表と市長との意見交換会を開催。久重地域の町内会代表が初めてその場で顔を合わせました。
その際、高知市から「地域内連携協議会」結成の呼びかけがあったため、9月に町内会代表が集まり「久重地域連携協議会」の立ち上げを確認。翌3月に準備会を、12月に結成総会を開催しました。
設立年月日 | 平成27年12月4日 (認定年月日:平成27年12月10日) |
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代表者 | 林 照男(平成27年度~) |
所属団体・個人 | 単位町内会(5町内会)、単位公民館(4公民館)、単位自主防災組織(5組織)、校区青少年育成協議会、校区交通安全会議、体育会、久重小学校、久重小学校PTA、久重保育園、久重保育園保護者会、地区人権啓発推進委員会、久重自主防災連合会、高知医療生活協同組合久重班連合、土木委員、民生委員・児童委員 など26団体・個人 |
役員構成 | 会長1名、副会長2名、事務局長1名、理事若干名、会計1名、監事2名 |
所在地 | 久重小学校 地域開放室内 |
久重地域では、地域を結ぶ動脈として「久重地域連携協議会ニュース」を発行しており、高知市の広報紙「あかるいまち」の配布時に合わせて、久重地域の約500戸に全戸配布しています。
2024年4月19日に第10回定例総会を開催しました。
総会では、経過報告や決算を承認するとともに、各種イベントの開催や久重型共生社会の推進など第2期久重のまちづくり計画2年目の事業計画と予算案を可決し、活動の先頭に立つ役員の選出を行いました。
高知市では、旧高知市の中山間地域の代表と高知市長との意見交換会が、毎年7月に行われています。
久重地域も地域の課題解決をめざして積極的に参加しており、意見・要望を伝えています。
第11回目となった2024年7月26日の意見交換会では、飲料水問題や道路の拡張など11件の意見・要望を提出して地域の声を届けました。
「再び、濵田が参りました」は県内の市町村を知事が訪問、地域の人との対話や取り組み現場の視察から、強みや実情を把握したり、地域の声を庁内で共有するとともに官民共同で課題解決を図ったりすることを目的とした座談会です。
私たち久重の取り組み発表は、久重naturalチームで育ち久重youthとして成長したこどもたちの躍進やこどもの意見も取り入れたまちづくりの取り組み、久重型共生社会の取り組み、移動支援課題、飲料水問題について中山間の実情も盛り込みました。
その後、県が行う中山間地域再興ビジョン策定に取り組むため、地域の現状を聞きたいと声がかかり、課題を中心に次世代のわかものの声も伝えました。
今後、久重地域の意見も反映された将来ビジョンが策定されることが期待されます。